相模鉄道の悲願…!〈相鉄JR直通線レポート〉
相鉄JR直通線とは?
鉄道ファンの方なら今年一番のビッグイベントと分かってらっしゃるかと思いますが、そもそも相鉄JR直通線とは横浜と海老名を結んでいる相模鉄道本線と大崎と大宮を結んでいるJR埼京線が直通運転を開始するために設けられた路線のことです。
出典:TRAICY
上図のように、相鉄線西谷駅から分岐して新駅である「羽沢横浜国大駅」を経由し、東海道貨物線を通過して武蔵小杉駅で湘南新宿ラインに合流します。
東京都心へ直結していない唯一の大手私鉄としてうずうずしていた相模鉄道にとっては悲願の都心直結ルートとなるわけです。良かったですね~!
これによりいくつかの変化が生じています。
- 横浜市の北西部・大和市・海老名市から乗り換えなしで東京都心へ直結できる。
- これまで相鉄で横浜駅まで行って乗り換えていた人が直通線を使うことで横浜駅の混雑緩和に。
- 西谷駅に急行以外の全種別が停車。(特急・快速など)
…西谷駅付近に住んでいる方いますか?超格上げですね。(笑)
基本的に新宿止まりの列車が多いですが、朝に大宮・川越まで行く列車もあるようですね。
個人的に注目したいのは、羽沢横浜国大駅の次は武蔵小杉駅なのですが、走行距離16.6km、走行時間も約15分と隣の駅までめちゃくちゃ遠いことなんです。
今の所比較的空いている印象なので今のうちに乗ってみてもいいかもしれません。
西谷駅から乗車
ちゃんと4番線の案内に「羽沢横浜国大方面・JR線直通」と書いてありますね。
新駅・羽沢横浜国大駅到着
羽沢横浜国大駅に到着しました。一時「YNU羽沢駅」にしようと横浜国立大学の考えもあったようですが、個人的にはこの駅名に落ち着いてよかったなと思いました。でも横国まで遠いのよ…これが…。
2面2線(つまり2つのホームと2つの線路)の対向式ホームの地下駅です。一応相鉄の管理なので最近相鉄のお好きなグレーをベースとしたスタイリッシュな駅ですね。
駅番号はSO-51。この時間は20分に一本と都会民にとっては少ないと思われそうです。
コンコースはレンガ調の温かみのあるデザインです。
横国の北の何もない所に突然現れた駅…駅前はまだ何もありませんが、工事中の部分があったのでこれから何かできると嬉しいな…
相鉄とJRの両方の駅ですが、みどりの窓口などはありません。18きっぷはこの駅まで利用できるはずですが、どうなんでしょ。
直通線を進み、武蔵小杉駅へ
羽沢横浜国大駅を出て武蔵小杉駅へ向かいました。
相鉄の新車に乗ってJR武蔵小杉駅へやってきました。
うわあ…これは複雑になりましたね。パッと見てもわけわかんないですよねこれ。
この駅から6方面に向かうことができるようになりました。
ちゃんと羽沢横浜国大駅追加されてますね!
まとめ
新線に乗ってみましたが、武蔵小杉駅まであっというまに連れて行ってくれました。横浜市民の方々にとってはきっと便利な路線名はずなので、是非使ってみてください!
横国生にとっては微妙かな…(笑)
2022年にはこの駅からさらに分岐して、新横浜駅を通り、東急東横線目黒線の日吉駅へ至る直通線も開通する予定です。この際に都心直通列車は大増発されるはずなので、羽沢横浜国大駅の本領発揮はその時に期待します。
お読みいただきありがとうございました。