まつのきの鉄道旅路

まつもの鉄道旅路

乗り鉄大学生の旅記録。鉄道をメインに乗り方など様々な知識を交えながら旅の様子を綴っていきます。

2019も終わり…東京→名古屋の帰省方法を考えてみる。〈前編〉

こんにちは、まつのきです。

もう2019年も終わり、毎年言ってますが早いもんですねぇ…、きっと来年も同じこと言ってるんでしょうねえ…(笑)

 

年末年始には帰省される方も多く、中でも東京から名古屋や大阪へ向かう方は非常に多いのではないでしょうか。私もその一人で、生まれが名古屋市でよく帰省しています。

 

子供の頃は親に連れられて東海道新幹線の「のぞみ」で何も考えず移動していたんですが、大学生になって経費削減を求めて、そして色んな鉄道に乗るために様々な手段を考えてきました。

 

それらを紹介していこうと思いますので、名古屋や場合によっては静岡京都へ帰る方、良ければ参考にしてみてくださいね。☆でおすすめ度も示しました!

※学割は料金に適用していません。適用の場合乗車券料金から2割引かれます。

 

(2020/1/8)

当記事で紹介している熱海~豊橋でこだまを使う方法を実際に乗ってきた動画を作製しました。こちらもご覧ください。


【新幹線こだまを活用】名古屋へ鈍行以上新幹線のぞみ以下で帰省しよう。(前置きが長いので概要欄どうぞ)

 

 

 

東海道新幹線「のぞみ」

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東海道新幹線N700系

出典:JRおでかけネット

所要時間

約1時間40分

 

料金 

自由席:10560円

指定席:11300円

   (繁忙期は+200円、閑散期はー200円)

 

〈評価〉

時間 ☆☆☆☆☆

費用 ☆

快適さ☆☆☆☆☆

 

ど定番中のど定番です。紹介するまでもないですね。(笑)

最高速度285km/hで東海道を駆け抜けます。

 

座席には三人掛けのABC席と二人掛けのDE席がありますが、

1~2人で乗るなら富士山の見えるDE席側をおすすめします。

ただ…帰省シーズンの自由席は地獄です。

指定席前提で乗りましょう。

ボソッ「予約が大変だあ…」

 

 

東海道新幹線「ひかり」

所要時間

約1時間50分(小田原or豊橋

約2時間5分 (熱海or三島・静岡・浜松)

 

料金

指定席

11090円(繁忙期は+200円、閑散期はー200円)

自由席

のぞみ・ひかり・こだま共通

 

時間 ☆☆☆☆☆

費用 ☆☆

快適さ☆☆☆☆☆

 

続いてはひかり号です。

東京~名古屋では停車駅が

 

「小田原or豊橋

「熱海or三島+静岡+浜松」

 

という風に増加します。

(例外も多数ありますが)

 

このひかり号について特筆したいことが3点ほど。

  1. 指定席がのぞみよりも料金が210円安い!
  2. 自由席がのぞみよりも2両多く着席可能確率が高い!
  3. 「小田原or豊橋」パターンなら、所要時間はたったの+10分!

 

わずかではありますが、少しだけ「のぞみ」よりお得なんですね。

 

ひかり号はだいたい1時間に2本

そのうち「小田原or豊橋」の速達タイプは1本です。

 

タイミングが合えば「ひかり」号の選択肢もありなのではないでしょうか?

 

※ちなみに新大阪までの停車パターンは

①「東京・品川・新横浜・小田原or豊橋・名古屋・岐阜羽島米原・京都・新大阪」

②「東京・品川・新横浜・熱海or三島・静岡・浜松・名古屋・京都・新大阪」  

がほとんどです。

 

 

青春18きっぷ(普通電車のみ)

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青春18きっぷ

所要時間

6時間30分

 

料金

6380円(通常のきっぷ利用)

2410円(18きっぷ利用)

 

〈評価〉

時間 ☆

費用 ☆☆☆☆☆

快適さ☆

 

格安です。

1回2410円でJR線乗り放題なので東京→名古屋の片道だけでも元とれます。

 

ただし、熱海以降豊橋までの間ロングシートが続くためきつい…

一回乗ると再度は乗りたくはないかもしれません。

 

〈注意〉

5回分セットで売られているため、

使い切るか金券ショップで売るかしなければならないのが難点です。

 

特に期間の短い冬期は気を付けましょう。

 

すでに数回使われたものも金券ショップで売っていますが、

どこでも置いているわけではありません。

 

 

ホームライナー浜松(静岡へもおすすめ)

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ホームライナーに使われる373系

出典:「鉄道新聞 鉄道の魅力再発見!」より
 

所要時間

約5時間30分

 

料金

6710円(通常のきっぷ利用)

2740円(18きっぷ利用)

 

〈評価〉

時間 ☆☆☆

費用 ☆☆☆☆

快適さ☆☆☆

 

ここからは少し特殊な方法を紹介します。

沼津駅を18:31に出発するホームライナー浜松3号という列車があります。

この列車には青春18きっぷ+330円で乗ることができます。

 

使用される373系という列車は特急用車両で、

リクライニング付きの快適シートで

静岡地獄のロングシート区間を乗りとおせます!

 

沼津駅ホーム上の券売機ライナー券を購入できます。

 

通常、静岡県内を快速運転する列車は運行されていませんが、

ホームライナーのみは例外です。

 

沼津・富士・清水・静岡・藤枝・

島田・菊川・掛川・袋井・磐田・浜松の順に停車し、

浜松から先は「普通 豊橋行」となって

豊橋まで座ったまま乗車できます。

※平日には3号より1時間遅くに5号も運転されています。

 (豊橋へ直通しません。)

 

参考ダイヤです。

東京16:18 →(普通 伊東行)

  →熱海18:01着 18:06発

  →(普通 浜松行)

  →沼津18:26着 18:31発

  →(ホームライナー浜松3号 浜松行)

  →(直通)→(普通 豊橋行)

  →豊橋20:46着 20:50発

  →(特別快速 大垣行)

  →名古屋21:43着

 

〈注意!〉 

ホームライナー浜松3号を利用して乗り継いでも

米原までしかたどり着けません!

 

新幹線の部分利用(熱海~豊橋

すなわち、在来線と新幹線を乗り継いで使い分ける方法です。

このうち、個人的に気に入っている方法をご紹介しようと思います。

 

一つ目は熱海駅から豊橋駅までを新幹線に乗る方法です。

この区間は各停タイプの「こだま」号のみ乗り通すことができます。

 

時間 ☆☆☆☆

費用 ☆☆☆

快適さ☆☆☆☆

 

なぜこの区間なのでしょうか?

理由は、自由席特急料金にあります。熱海・豊橋のそれぞれ隣の駅との特急料金を比較してみましょう。

 

熱海~豊橋:2530円

小田原~豊橋/熱海~三河安城:3400円

三島~豊橋:2530円

熱海~浜松:2530円

 

東海道新幹線の東京~名古屋では自由席特急料金が距離によって

990円→1760円→2530円→3400円と変化していきます。

800円近くも差があるんですね。

 

上に示したように2530円の特急料金で乗れる最大の距離が熱海~豊橋なのです。

 

少し長くなりますが、

新横浜や名古屋からだと2530円の特急料金でどこまで乗れるのか?

答えは、両駅からとも静岡駅までしか行けません。

 

先ほども述べましたが、熱海~豊橋普通列車

長いかつロングシートで結構辛いです。

そのため、この区間を新幹線で飛ばせば結構楽に移動できます。

 

所要時間

約4時間30分

 

料金

自由席:8910円

   (新幹線のぞみ指定席との差額は2390円)

 

バイト感覚で比較的楽に2000円近く浮かせられますね(^▽^)/

 

 

中央線特急「あずさ」「しなの」

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中央東線特急「あずさ」 新宿~松本を結ぶ

出典:wikipedia

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中央西線特急「しなの」 名古屋~長野を結ぶ

出典:wikipedia

※便宜上「ワイドビューしなの」ではなく、「しなの」と表記しています。

所要時間

約5時間30分

 

料金

しなの自由席パターン:11350円

しなの指定席パターン:11880円(繁忙期は+200円、閑散期はー200円)

※特急「あずさ」は全車指定席です。

 

時間 ☆☆☆

費用 ☆

快適さ☆☆☆

楽しさ☆☆☆☆☆

 

この記事最後の紹介は、中央本線を経由するルートです。

東海道ばっかりのイメージがありますが、長野県の塩尻駅を経由するルートは山梨や長野の田園風景や、木曽川の渓谷に沿って駆け抜ける景色は非常に素晴らしいです。

 

普段の移動に飽きた、どうせ乗るなら楽しく行きたい。

そんな時に是非おすすめです。

他のどの手段よりも一番旅風情を感じられるでしょう。 

 

以下、参考ダイヤです。

東京11:08発

→(中央線青梅特快 青梅行)

→ 新宿11:22着 11:30発

→(特急あずさ 松本行)

→ 塩尻13:59着 14:03発

→(特急しなの 名古屋行)

→ 名古屋16:01着

 

 

まとめ

 これまで紹介した方法を以下の表にまとめます。

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前編のまとめ

 私としては、

ホームライナー浜松と新幹線部分利用の組み合わせ

が最も好みですね。

 

お時間あればすべて試してみてはいかがでしょうか。

 

この他にも手段はありますので、

また後編、読んでいただければ嬉しいです。

 

 

お読みいただきありがとうございました。